最近発売されたガロ関連のもの紹介(みんなのうた、レココレ)
学生街の喫茶店以外取り上げられることが少ない中で、6月にガロ関連のものが2つも発売されました!ガロが取り上げられるだけで嬉しくなる。今回はその二つの紹介です。
『NHKみんなのうた 60 アニバーサリー・ベスト 〜アイスクリームの歌〜』
みんなのうた60周年を記念して発売されたアルバム。アイスクリームの歌、と副題についていますが要はコロンビア編。
ガロの歌った曲で収録されているのは「どこまでも駆けてゆきたい」、作詞・谷川俊太郎さん、作曲・冨田勲さんという豪華な方々が作った曲です。
マーク→トミー→マーク→ボーカルとスイッチボーカルというのはガロでは珍しい。
ガロらしいハモリも聴かせてくれます。
モノラルということで、あれ、レコードで聴いてるっけ?というようなくぐもった音なのですが、聴けるだけでマシということで。(次のビューティフル・ネームの音の綺麗さに嫉妬しそうになる)
聴いてみたらガロ以外にも思い出の曲が見つかるかもしれません。
母に聴かせたところ「尾崎紀世彦の秋物語、そういえば大好きだった!」と言ってました。ガロの曲は聴いたことなし、ビューティフル・ネームはNHKでよく流れていたとのこと。
収録曲
1.アイスクリームの歌 / 旗照夫、天地総子
2.バナナをたべるときのうた / 弘田三枝子
3.ドロップスの歌 / 弘田三枝子
4.怪獣がやってくる / 弘田三枝子、みすず児童合唱団
5.あの雲にのろう / 深町純
6.どこまでも駆けてゆきたい / ガロ
7.ビューティフル・ネーム / ゴダイゴ
8.ローラー天国 / 串田アキラ
9.いっトイレ / クニ河内
10.さとうきびの花 / 都はるみ
11.秋物語 / 尾崎紀世彦
12.ぼくのクラスは最先端 / ザ・ジャドーズ
13.メッセージ・ソング / ピチカート・ファイブ
14.空のコーラス / メニーナス・ド・ブラジル、渡辺貞夫
15.泣かないで / 本木雅弘&岸田今日子
16.優しさ / 空気公団
17.道 / yumirose
18.のびろのびろだいすきな木 / アン・サリー
19.ヤミヤミ / やくしまるえつこ
20.おじいちゃんちへいこう / 氷川きよし
21.お米かくれんぼ / バナナゼロムジカ
22.かむかもしかもにどもかも! / MONO NO AWARE
23.雨上がり / Kitri
24.丘シカ地下イカ坂 / SAKANAMON
1962年から2020年まで、かなりな曲数入ってます。お値段2200円。
55周年のとき発売されたベスト盤はサブスクで聴けるので、このCDも聴けるようになるといいですね。
大野真澄さんHPでの紹介↓
https://vocal-booth.amebaownd.com/posts/17570565?categoryIds=1493125
『レコードコレクターズ7月号』
ガロファンだけでなく、このブログを読んでくださっている方におすすめ。
書影から分かる通り、今号はCSN&Yのデジャヴ特集。クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングとしての一枚目のアルバムです。(CS&Nとしては一枚アルバムが出ているので、Yが加わって2枚目をつくったとも言える。ややこしい)。
CSN&Yに関する湯浅学さんと谷口雄さんの対談でも、湯浅さんがちょこっとガロのことを言及しています。
で、「CSN&Yの日本への影響」30枚のレコードを紹介する6ページの記事があるのですがそこに!「GARO LIVE」が紹介されています。しかもその中でピックアップされているのは「暗い部屋」じゃなくて違う曲。どの曲かは雑誌を実際に読んで確かめてみてください^ ^
そしてその他のアルバムも自分の好きなものだらけでした。
・オフコース「この道をゆけば/オフ・コース・ラウンド2」
・NSP「NSP3/ひとやすみ」
・荒木和作&やまだあきら「和作」
・ALFEE「賛集詩」(さんじゅうし、と読みます)
特にNSPが取り上げられているのが意外で、嬉しかったです。天野滋さんがCSN&Yが好きとは聞いたことがなかったのですが、ニール・ヤングの公演を見に行ったという記述はエッセイの中であったのでおそらくCSN&Yも聴いていたのでしょうね。
それぞれほんのちょこっとずつの記事なのですが、興味ある方はぜひ読んでみてください。
個人的にはデジャヴの全曲ガイドも面白かったです。何度も聴いていたのに英語を理解していないから歌の内容が想像していたのと全然違ったり…