ほなみの70年代レコード

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天野滋「歳時記 明日によせて」の感想。

「歳時記」はNSPのリーダー、天野滋さんの初エッセイ集です。

 

エッセイ集2作目の「見上げれば雲か」は復刊ドットコムで再販されたものをたまたま手に入れることができたのですが、こちらは見たことがなく。

歳時記も再販されたのですけど、今はまたどちらも絶版に…ちょっとAmazonで調べたら異様にお値段跳ね上がってますね汗。

国立国会図書館でなんとなしに調べていると、まさかの自分の住んでいる市の図書館に所蔵されていることが判明!!早速図書館で借りてきました。

 

感想というか、読書記録という感じです。

 

天野さんのエッセイって心の中を覗かせてもらっているようでドキドキする。こんなことまで話してもらえるのーって。なんだかもったいなくて、かなり長い時間をかけて読みました笑

それは歌にも言えて、ちょっとハラハラするようなしんみりするようなところがNSPを好きな理由かもしれません。

 

どちらかというと「見上げれば雲か」より荒削りな印象でした。NSP好きな方はまずこちらから刊行順に、どちらかというと洗練されたエッセイを読みたい方には「見上げれば雲か」をおすすめしておきます。

 

「カボチャ祭り」というのが出てきて、一言も「ハロウィン」という単語が出てこなくて、そうか70年代後半はまだハロウィンは一般的じゃなかったのか、と軽くジェネレーションギャップ。

 

「歳時記」というタイトルからもわかる通り、季節にまつわることを書いていて、自分がいかに季節を感じずに生きてきたかを思い知らされました。

 

天野さんのエッセイの後にはあとがきではなく、メンバーの平賀和人さんと中村貴之さんの天野さんについてのエッセイ。辛口でありつつ甘口である愛のある天野評が面白かったです。

 

あとは裏表紙の天野さんの横顔がかっこいいというか、美しいと思いました。…ミーハーですみません汗

 

「見上げれば雲か」も、手に入れる過程を含めてとても思い入れのある本なのでいつか感想書きたいです。…いつになることやら。

 

復刊に際しての平賀さんのコメントがあったので以下リンクを貼っときます

https://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68313651

 

皆さんも機会がありましたらぜひ読んでみてください!