アルバム「GARO4」
1973年10月10日発売
サードアルバムとはガラッと雰囲気が変わり全体的に歌謡曲チックに。逆に言うと重厚で壮大なアレンジが楽しめる。
帯があるとトミーの顔が完全に隠れてしまう。
アルバム「GARO4」
1973年10月10日発売
サードアルバムとはガラッと雰囲気が変わり全体的に歌謡曲チックに。逆に言うと重厚で壮大なアレンジが楽しめる。
帯があるとトミーの顔が完全に隠れてしまう。
アルバム「GARO LIVE」
1973年6月25日発売
ガロ唯一のライブアルバム。ノリに乗ったガロのライブを堪能できる。スタジオ音源とはまた違ったアコースティックアレンジやバンドアレンジのものも。分厚いハモリもたくさん聴ける。
アルバム「GARO3」
1972年12月10日発売
学生街の喫茶店が売れ始めた頃に発売されたアルバム。作詞作曲は全曲メンバーによるもの。アコギが全面的なファーストに比べてエレキも効果的に使われていて少しポップな印象。
アルバム「GARO2」
1972年6月25日発売
A面は職業作曲家による作品(四つ葉のクローバー除く)、B面は洋楽の日本語カバー。ガロで一番売れたアルバム。
ジャケット左端を横切っているのは長靴を履いたボーカルの足。…マーク、寒そう。
毎年8月ごろからそわそわしてしまう。
9月20日はガロの日高富明さん、トミーの命日。トミーに言いたいことは山ほどありますが、それは置いといて今日は歌をたくさん聴きましょう…
雑誌GUTSの写真を共有。
決めてるボーカル、
何かをしかけてるマーク、
よくわからないポーズをしているトミー。
キツネ?ロック?よくわかんないけどなんでこのポーズしたのトミー笑
そしてお知らせ。
NHKのTHE ALFEE冠番組「終わらない夢」2021.9.15の回で、ガロについて語られていました!
27分あたりから10分ほどガロについて語られてその後一曲流れていました。
らじるらじるのアプリなどから9月22日23:50まで聴けるのでお時間ある方は是非!
私がガロに興味を持つきっかけはこの番組で「涙はいらない」が流れたことでした。いやはや5年以上前になります…
今回の放送を聴いてガロに興味を持つ人がいたら嬉しいですね。
以下ネタバレ↓
今回個人的に初めて知ったこと
・ミルクのリーダーはマーク
→出典知りたい…
・ヘアーの後に2人(トミーとマーク)がアコースティックグループを作ってた。それを見た大手の某プロダクションのマネージャーが目をつけてて、そこの事務所に誘われたけど入らなかった
→グループ名あったのかな?
ざっくりと文字起こし
2021.9.15
50年前の邦楽として取り上げられていました。
※基本的に説明等は高見沢さん発言。NHKの番組なので固有名詞はぼかして話されていたため補記してます。
高=高見沢さん
坂=坂崎さん
桜=桜井さん
(高が)ロックバンドとして捉えているガロ
フラワートラベリングバンドのロビーでゲリラライブ
ボーカル12弦ギター貸してくれない?
ついでだからと3人で
青い目のジュディをやって
ヘアーが出会ったきっかけ
トミーとマークはGS出身
ミルク。夏はアイスミルク、冬はホットミルク。マネージャーは宇崎竜童さん。
トミーとマークはやめる入るを繰り返して
マークはリーダーだったけどやめて
ヘアーの後にアコースティックグループを作ってた
それをみた大手の某プロダクションのマネージャーが目をつけてて、そこの事務所に誘われたけど入らなかった
ボーカルが入って野音とか
(高)その頃見た。本物だ、と思った。声とギターテクニック。元々エレキだから変わったビブラート。粘っこい音。
(高)ジァン・ジャンに2回ほど行ってる。友達と。来月アルバム出るよって言われてアルバム買った。新しかった。デモテープをたくさん作ってたらしくて、マークの曲が多かったけど。
(坂)リアルな音。あんまりリバーブとかがなくて洋楽っぽかった。
(高)きのこレコード(マッシュルームレコード)ですか笑なかなか業績が上がらず、一番芽が出そうなのがガロだったので、ヒット曲を出そうという路線に行った
本人たちはものすごい反対したらしい
サードはオリジナル
学生街が大ヒットしてしまった
フォークグループはテレビに出ないのに関係なくどんどんテレビに出て行ってしまった
(坂)アイドル化した。ファン層が変わった。
(高)でもきれいな格好してテレビに出て、いいじゃんって思ってた。心の隅できれいな格好、ファッショナブル、こういうバンドがテレビにどんどん出るのはいいことじゃないかと。
(坂)問題はその後。その後の方向
君の誕生日、ロマンスと3作一位
(高)安泰かなと思ったけどいろいろ問題が。
僕らの先輩。事務所が一緒。あんまりダウンしてるってわかんなかった。いつもお客さんいっぱいだったし。舞台袖で見てたけどうまかった。ミュージシャンシップに長けていた。
不完全でデビューしちゃったアルフィー。
(坂)喋りはアルフィーの方が面白かったな
(桜)喋りはそうだけど向こうのほうが見た目はかっこよかった
(坂)演奏も歌も見た目もあっちがかっこよかった。マークの楽曲センスが違ってた。それがガロの色になってた。
(高)CSN&YのDNAを引き寄せてオリジナルとして生み出したこの曲が最高です
「暗い部屋」(ファーストアルバムver)が流れました🎵
おまけ
「ガロ楽曲検定」
http://music-kentei.net/kentei.html/639537607/6/92/2
いろいろ検索してたら見つけました。楽しかったので時間がある方はやってみてはいかがでしょうか。
こちら全曲編、クリアできました^^
今回は猫のセカンドアルバムを取り上げます。アルバムタイトルはそのまま「二枚目」です。
1973年7月21日発売
ジャケット写真
裏
なんだか楽しそう。歌詞カードにも鉄棒にぶら下がっていたり教室で席についていたりする写真があり、なかなか面白いです。中学校か高校で撮影したのかな。
このアルバムでのメンバーは
内山修さん
田口清さん
常富喜雄さん
石山恵三さん
御守孝明さんNEW
です笑
新しく御守さんが加入しての5人体制です。おんもりさん。
A面
1、昼下がりの街
岡田富美子作詞、常富喜雄作曲
田口さんボーカル。シングルカットもされています。
ファーストアルバムでもそうだったのですが、猫の場合は作曲者が歌うと決まっているわけではありません。
2、風死す
岡本おさみ作詞、石山恵三作曲
内山さんボーカル。
満員電車に乗っているサラリーマンの逃げ出したい気持ちを歌っています。
働きすぎるのはすりきれるし
働かないのはうしろめたいし
というのが言い当て妙です。
3、えくぼの唄
やなせたかし作詞、田口清作曲
田口さんボーカル。
やさしくて、温かい歌い方。
泣きたいとき
私がまんするの
の最初のフレーズで引き込みます。言葉の一つ一つがスッと入ってくる。
「みんなのうた」とかで流れないかしら。
やなせたかしさんのWikipediaを見ると、「絵本作家・詩人としての活動が本格化する前までは頼まれた仕事はなんでもこなした」とあり、この作品もやなせたかしさんの(ご本人もおそらく忘れていた)初期の仕事の一つでしょう。
猫との関係はよくわかりませんが。
4、新婚白書
南こうせつ作詞・作曲
常富さん×御守さんツインボーカル
とても軽快な歌。使用楽器に「スティール・ギター」という記載がありますが(演奏はメンバーでなく石田新太郎さん)、ハワイアンな感じもします。
バンジョーがよく登場するのも猫の特徴ですね。
男性パートを常富さん、女性パートを御守さんが歌っています。
間奏ではこうせつさんの語りも。
「うちにいる猫、あんた、捨ててしまえ」
アドリブですかね。
5、飛行場
常富喜雄作詞・作曲
常富さんボーカル。一人切々と歌います。
個人的にはファーストアルバムの「僕」に比べたらボーカルに力が入っていなくて好きです。
B面
1、運河のある町
清瀬潤作詞、内山修作曲
内山さんボーカル。
サビでハモっているのが内山さん自身という。
なお、作詞の清瀬さんというのはどこの方なのかよくわかりません。調べておきます…
2、小さな店で
清瀬潤作詞、田口清作曲
田口清さんボーカル。
もう別れてしまいそうな恋人同士。どうにもならない感じがします。
田口さんの声と、アウトロの泣きのギターが私を泣かせにくる。
3、恋は恋
岡田富美子作詞、内山修作曲
石山さんボーカル。
石山さんがボーカルを取った唯一の曲。なんだかどこか抜けたような、鼻にかかったようなお声です。曲も軽快でほわほわしています。しあわせに包まれてますね(嫌味ではない)。
4、KISS
岡本おさみ作詞、内山修作曲
内山さんボーカル。
主人公(?)は樹や闇の声が聞こえるという、かなり不思議な人。だけど特にそれには触れず。岡本おさみさんの歌詞ってすごい。タイトルの意味は歌詞を読めばわかります。
女性目線なのだけど、内山さんが淡々と歌うのであまり違和感はありません。
5、一人にはしないよ
常富喜雄作詞、御守孝明作曲
御守さんボーカル。
…猫、どうした? って一瞬戸惑うような一番ロックな曲です。全体的にエレキとドラムが目立つ。アルバムの中で唯一使用楽器にアコギが記載されていません。
あまり詞が曲に乗っていない気がするので詞先でしょうか(これで曲先だったら常富さんごめんなさい。そうでなければ御守さんごめんない)。
ちょっと貶してしまいましたが猫を好きになった時一番好きだったのがこの曲でした。
猫において御守さんが唯一作曲した曲でもあります。
6、花屋にある通り
田口清作詞・作曲
田口さんボーカル。
最後は猫らしい感じでお別れ。シングルでは昼下がりの街のB面です。
御守さんが加入して少しさらにエレキが加えられて、より洗練された感じになりました。
作曲も南こうせつさんが作った一曲以外はすべてメンバーのもので、猫も一年で立派になりましたね(?)
なお、御守さんはその後猫を脱退してメロディーメーカーというロックバンドを組みます。アルフィーや甲斐バンド、ふきのとうなどと同じ74年組です(勝手に命名。1974年デビューの歌手たちのことです)。このアルバムでももっとリードギターが弾きたい!という御守さんの熱が伝わってくるような気がします。
そして代わりに大久保一久さんが加入するのでした。