ほなみの70年代レコード

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ガロ GARO3

昨日はガロのトミーの誕生日でした。おめでとうトミー!

いつの間にか猫の日として有名になってますが、自分にとってはトミーの日です。

マークと一学年違うから、2/2~2/21の間は2歳も離れちゃうんですよね。

 

今回はガロのサードアルバムを取り上げようと思います。

 

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1972.12.10発売

時期的には「学生街の喫茶店」がヒットする直前です。

 

「GARO3」の読みは「ガロサード」?「ガロスリー」?「ガロさん」? いまだにわかっていない…。サードアルバムって言っちゃう。

 

私が所持しているのは2枚。

元の値段は2000円なのに、水色と黄色の帯の方は値段のところにシールが貼られてて、200円値上がりしてる…!

http://www.etcrec.co.jp/garo/garo3.htm

↑ここでも書かれている通り、オレンジのものが先に発売されたのでしょう。

確認してみたところ、ガロのLPは「サーカス」以降2200円で、それ以前が2000円みたいです。物価の上昇がレコードからわかる笑

シングルだと「たんぽぽ」と「地球はメリー・ゴーランド」が400円で、それ以降が500円。

 

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見開きジャケットの内側の、この写真がかっこいい。

 

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歌詞カードにはファンクラブ会員募集のお知らせが。入りたかった泣

 

このアルバムの特徴はズバリ、全作詞作曲をメンバーが行なっていること。

全曲メンバー作曲というのはファーストアルバム、サーカス、三叉路とあるのだけれど、作詞まですべてしているのはこのアルバムのみ。

ミュージシャンの方でガロが好きと言うのは大体ファーストと、このサードアルバムを指していることが多いです。

 

※編曲者でカッコ書きで書いているのは再発LPでのクレジットです。以下参照↓

http://www.etcrec.co.jp/garo/garo3.htm

 

A面

1、涙はいらない

堀内護作詞・作曲、宮本光雄編曲

美しいシングルA面曲をアルバムでも一曲目に。


2、愛の言葉

堀内護作詞・作曲、宮本光雄編曲

2曲目もマークの甘く優しい声で。


3、オールド・ファッション・ラプソディー
日高富明作詞・作曲、宮本光雄編曲

打って変わってトミーの明るい曲。

今はチャーミングなきみだって

いつかは しわくちゃおばあちゃん

斯く言う私めも もしかして

テカテカやかんの おじいちゃん

全文引用したいほど詞がすごい。「人生はたった一度の片道切符」「人生の並木道歩きたい」「モダンな恋人」

幸せ真っ只中の恋人同士…って書くとなんか自分で恥ずかしくなってきたのですが、印象的な言葉がたくさんあるかわいい曲です。

低音のベースも効果的。


4、心の鍵
日高富明作詞・作曲、ガロ(瀬尾一三)編曲

「心の鍵」を巡る物語性のある曲。トミーの困っている顔と笑顔になった顔が浮かびます。間奏のコーラスも美しい。


5、時の魔法
堀内護作詞・作曲、宮本光雄編曲

ライブで人気の高いナンバー。明るく分厚いハーモニー。ボーカルさんもよくライブで歌われてます。


6、一人にしないよ
日高富明作詞・作曲、ガロ(日高富明)編曲

コーラスもハーモニーもなしで、伴奏もアコギのみでトミーが歌う。

さびしいときに聴きましょう。

レコードだとA面最後の曲なのでそのまま静かになり、余韻が味わえます。


B面
1、木馬

堀内護作詞・作曲、ガロ(堀内護)編曲

B面一曲目はマークの明るい曲から。

ちょっとロックで、コーラスが分厚い。エレキが効いています。


2、遠い春
堀内護作詞・作曲、ガロ(堀内護)編曲

幻想的なマークの世界。

何度も何度も聴いて、トミーとボーカルのパートはどこだろう?と探していたのですが、コーラスやハーモニーはすべてマークの多重録音な気がします。マークの声にしか聞こえない…どこかにもそう書いてあったのを見たような。


3、ディスカバー・ピクニック
大野真澄作詞・作曲、宮本光雄編曲

ガロで初のボーカル作曲作品!3枚目のLP、B面でようやく来ました。るんるん気分が伝わってくる。

GARO LIVE収録のものもおすすめです。

堺正章さん主演映画「街の灯」の挿入歌でした。

https://youtu.be/DtNr3kg0eVY

 

ガロ出演シーンはこちら↓

https://youtu.be/Lfx9cgn3jcQ

短すぎます泣

傘を持ってるマークがかわいい。トミーの顔があまり映らない…。ヒッピーじゃなくてザ・ガロですね。


4、僕のすべて
日高富明作詞・作曲、ガロ(日高富明)編曲

メルヘンチックな部分がある曲。

このアルバムでのトミーの詞はすべて恋人もしくは好きな子に対する歌という感じでひたすらやさしい。何か私生活でいいことあったのかな…笑


5、幸福
大野真澄作詞・作曲、宮本光雄編曲

タイトルは「しあわせ」と読みます。ボーカルの隠れた名曲。「学生街の喫茶店」よりも断然力を入れて歌っているように思う。


6、明日になれば
日高富明作詞・作曲、宮本光雄編曲

シングルB面曲で明るく締め。

 

全体的に結婚式で流せそうな曲が多いという印象があります。「愛の言葉」「オールド・ファッション・ラプソディ」「心の鍵」とかどうでしょうか?笑