ほなみの70年代レコード

平成生まれ女子が70年代を中心にレコードを紹介します

勝手にガロ月間⑨シングル「たんぽぽ」発売日!

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【ガロデビュー50周年!】

シングル「たんぽぽ」

1971年10月10日発売

50年前の今日、体育の日がガロのデビュー日。幻想的な世界観のたんぽぽ、乾いた声とアコギの音が印象的な一人で行くさ。

ガロ誕生日おめでとう!

すぎやまこういちさん追悼 ガロへの提供作品

9月30日にすぎやまこういちさんが亡くなっていたとのニュースが飛び込んできました。

どちらかというとドラクエの音楽を手がけたことが大々的に取り上げられていましたが、一定以上の年齢の方にとってはやはりガロを一躍スターにした学生街の喫茶店の作曲者でしょう。

ガロに提供した曲としては学生街以外に君の誕生日が有名ですが、そのほかにもすぎやまさんは提供していて、全部で7曲あります。

今回はその7曲を紹介します。

 

・水車は唄うけど

GARO2収録。マークがリードボーカルでしっとりとした曲。(ちょっとハモりが少ないというか、単調というか、)取り上げられることは少ないですが、美しすぎてのように割とガロらしい曲だと思っています。だからこそ影が薄くてもったいない曲でもあります。

 

・学生街の喫茶店

GARO2、「美しすぎて」のB面収録

あまり説明する必要もないと思いますが、とにかくイントロのインパクトがすごい。そして曲調も唯一無二。編曲の大野克夫さんの力でもありますね。

GARO LIVEにはライブ音源も収録されています。

すぎやまこういちさんが作曲したシングル曲の累積売上で一番多いのがこのシングルだそうです!

ちなみに3位もこれまたガロで君の誕生日。

https://www.nikkansports.com/m/entertainment/news/202110070000963_m.html?mode=all&utm_source=AMPbutton&utm_medium=referral

1973年の第24回紅白歌合戦にガロが出場した際、歌唱。オーケストラの指揮はすぎやまさんがされて、お茶目にピースサインを見せています。ガロよりアイドルっぽい…笑

https://youtu.be/7tTiZ1XiowM

 

・君の誕生日

シングル曲。学生街の喫茶店に続くヒット曲。

編曲もすぎやまさん。間奏で学生街の喫茶店のメロディが出てくるという。きーみとよっく、こーのみせっに、きったっものっさ〜♫

シングルの音源ではボーカルが歌っていないので、3人で歌唱のものを。

https://youtu.be/dhK4IRFuKok

 

・二人だけの昼下り

GARO4、「ロマンス」のB面収録。トミーがリードボーカル

BメロではAメロが重なり輪唱になっています。歌謡曲でこれはかなり斬新な歌ではないでしょうか。サビでは分厚いハモり。ガロだから歌える、とすぎやまさんがつくってくれたのではないかなあと想像してみたり…(当の本人たちは「口づけ」という歌詞に照れたこともあってライブではあまり歌わなかったようですが)

https://youtu.be/jqY-fa85x74

 

・君の肖像

GARO4収録。編曲もすぎやまさん。二人だけの昼下りもそうなのですが、トミーの歌声が生かされた曲だと思います。そう考えるとガロの中でトミーが一番歌謡曲寄り?

この曲も「口づけ」ワードが出てくるからか、YouTubeなどでもライブ音源はあまり聴いたことがないような。個人的にはすぎやまさんの曲の中で一番好きです。

 

・姫鏡台

シングル曲。ボーカルがリードボーカル。学生街の喫茶店のような曲調で日本情緒漂います。再び同じような曲調でヒットを狙ったものと思われますが、さすがに二番煎じな気もします…。

当時のテレビでの演奏でマークがシタール、トミーが琴を弾くというはカオス感溢れていておもしろいです。ボーカルはロシア帽だし笑

https://youtu.be/2Eg-81bTUPM

 

・春のボート

オリジナルシングル、アルバム未収録。

「ゴールデン・ベスト GARO アンソロジー 1971~1977」という2002年発売のベストアルバムに収録されています。(サブスクでも聴けますが、ガロでは珍しくこのCDは今でも新品が手に入ります!ので、ぜひ買いましょう!)

ボーカルがリードボーカル。学生街の喫茶店や姫鏡台とは違って明るい曲調。春の陽気な感じが伝わります。

 

以上、ガロへのすぎやまさん提供曲でした!

7曲、と書きましたが春のボートのように未発表曲が実はあるかもしれないです…知ってる方はぜひぜひ教えてください笑

 

ファンの中にはガロを歌謡曲路線に持って行った人としてすぎやまさんに愛憎入り混じる感情を抱いている人もいるかと思いますが、個人的にはガロを有名にしてくれてよかったと思います。

学生街の喫茶店がなければ紅白出場歌手でもなく、同時代に一部の人たちから演奏力がすごいと思われるだけで終わっていたでしょう。

確かに元々のガロの本質とはかけ離れたものですが、歌謡曲がガロに合っていたというのも事実。ガロの新たな一面を開拓してくれてありがとうって感じです。

 

そしてこのブログではガロを推しているので具体的には書きませんが、グループサウンズ提供曲などもたくさんいい曲があります。

この機会に発掘、再発見してみてください。

 

改めてすぎやまこういちさん、たくさん素敵な曲を残してくださりありがとうございました。

勝手にガロ月間⑦アルバム「吟遊詩人」

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アルバム「吟遊詩人」
1975年6月25日発売
前作から約1年ぶりのアルバム。全作詞が阿久悠のコンセプトアルバムで、参加ミュージシャンたちはシティポップ系。タイトル曲はトミーとマークの唯一の合作(厳密には一緒につくったわけではないが)。

勝手にガロ月間⑥アルバム「サーカス」

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アルバム「サーカス」
1974年5月25日発売
A面はサーカス、B面は旅というコンセプト。曲同士のつながりを感じるためにもアルバム通して順番に聴くのがおすすめ。作曲は全てメンバーによるもので音楽性の違いが顕著になりつつある。

勝手にガロ月間⑤アルバム「GARO4」

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アルバム「GARO4」
1973年10月10日発売
サードアルバムとはガラッと雰囲気が変わり全体的に歌謡曲チックに。逆に言うと重厚で壮大なアレンジが楽しめる。
帯があるとトミーの顔が完全に隠れてしまう。

勝手にガロ月間④アルバム「GARO LIVE」

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アルバム「GARO LIVE」
1973年6月25日発売
ガロ唯一のライブアルバム。ノリに乗ったガロのライブを堪能できる。スタジオ音源とはまた違ったアコースティックアレンジやバンドアレンジのものも。分厚いハモリもたくさん聴ける。